Ballet Square

鑑賞したバレエの感想など書き綴ります。

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2016/5/5 新国立劇場バレエ『ドン・キホーテ』

新国立劇場バレエ団 『ドン・キホーテ』
2016年5月5日(木) 新国立劇場 14:00

連休の最終日、今年初の自前チケットで米沢唯さんのキトリ見て参りました。
米沢さんの的確な踊りの迫力に、バレエ団全体が高速でついて行った感じのハイレベルな公演で大満足。
最後は拍手が鳴り止みませんでした。

米沢さんは盤石なテクニックに更に磨きをかけ、そのパーフェクトとも云える踊りには余力さえ感じました。 
毎回書きますが、技を外すことは勿論ないのですが、音楽性に富んでいて音を外すことが全くありません。
音楽と踊りの調和がgromitにバレエを観る快感を与えてくれます。

時々余力をバランスを長くとって示してくれますが、タマラ・ロホのようにこれ見よがしに強調することなどありません。
タンバリンを持って、バジルの頭上高く上がっているところで、タンバリンを鳴らしてみたりします。
また、最終のグランド・パ・ド・ドゥのフェッテは、3回転の途中で頭上で扇を開いてみせたりしたし、音楽が速くなってフェッテも高速過ぎました。 凄い~~。
踊るのが大好きだという気持ちが観客に直に伝わってきますね。
また、大技をするタイミングで、劇場全体がシーンと緊張で張り詰める瞬間が何度かあり、それに応えて米沢さんは見事に技を決めて行きました。 ダンサーと観客のキャッチボールですね。

これに感化されたのか、『ドン・キホーテ』全幕初出演という井澤駿さんが、米沢さんを充分に支え、クルクルとよく回し、高く担ぎ上げ、フィッシュダイブもカッコよく決め、そして自らもしっかり高く跳び、クルクルよく回りアンヘル・コレーラを彷彿させました。(これはちょっと褒めすぎですが。)
脚が長く足先が細いので見応えがあり、途中ではキトリと目を合わせる余裕も見られました。
充分にプリンシパルを支える実力があり。決して傲慢になることなく、日々の稽古を怠ることなく、上手に育ってほしいと思います。
注目のバレエダンサー・井澤 駿さんに聞く~女性だからこそ持っている美しさ

キトリの友人はダンサーとしては美味しい役です。音楽も印象的だし、要所要所で登場して見せ場も沢山です。
本日は柴山さん飯野さん。 二人とも好演でしたし、飯野さんは抜擢だと思われますが、二人無難に踊り過ぎで平凡な感じ。

町の踊り子の長田さんは際立って上手く、場の雰囲気を盛り上げました。 拍手。
今回初めてカスタネットの踊りとやらを拝見しました。 これどうなんでしょう。
メルセデスの本島さんは、立っているだけでキリッとしています。 が民族音楽を解さないgromitなので、上手いのか否かの見極めがつきません。 普通??

キューピッドは小柄というだけで踊るダンサー多い役なので、五月女さんはテクニック万全で見応えがありました。 拍手。
森の女王はなかなか難しい役ですね。 ドルネシア姫の隣で女王の貫録を見せなければなりません。 細田千晶さんは綺麗に踊り好演でしたが、それが出せたのかどうか。 

最終幕で第2ヴァリエーションの寺田亜沙子さんが的確な大きな踊りで好演。 拍手。
スペイン民族踊りの中で、まあ好きなファンダンゴの音楽に合わせて白い衣裳のダンサーが踊りますが、これはヌレエフ版が秀逸なので、・・・??? でした。
纏まりなく書きましたが、総じて米沢さんと井澤さんの二人に引っ張り上げられて、上品でコミカルな作品に仕上がり、とても楽しかったです。

ところで、ガマーシュは菅野さん。 さすがベテラン、白塗りの貴族の演技は秀逸でした。拍手。
キトリの父にしては若づくりのロレンツォの配役は誰? どこにも見当たらないのですが??


【主なキャスト】
キトリ:米沢 唯
バジル:井澤 駿
ドン・キホーテ:貝川鐵夫
サンチョ・パンサ:髙橋一輝
ガマーシュ:菅野英男

ジュアニッタ:柴山紗帆
ピッキリア:飯野萌子
エスパーダ:マイレン・トレウバエフ
街の踊り子:長田佳世
メルセデス:本島美和
ギターの踊り:堀口 純
ジプシーの頭目:小柴富久修
二人のジプシー:福田圭吾、木下嘉人
森の女王:細田千晶
キューピッド:五月女 遥
ボレロ:丸尾孝子、中家正博
第1ヴァリエーション:奥田花純
第2ヴァリエーション:寺田亜沙子

管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
指揮:マーティン・イェーツ

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